画像の植木は『三又(みつまた)』です。通常よく出回っている三又は黄色い花を付けるますが、今回は『赤花』の三又を仕入れました。葉が出ていないこの時期は名前の由来が一目で解ります。そうです。大半の枝分かれが3本になっているのです。花の咲き方としては沈丁花(じんちょうげ)の花が逆さまに咲いた感じに似ています。江戸時代には和紙の原料として珍重され、特に中国地方の山間部では山の斜面を利用出来る事から重要な資金源として栽培が盛んに行われました。今では早春の花木として流通しています。
先日お客様から大島桜のご注文を頂きました。街でよく見かける染井吉野は江戸時代に大島桜と江戸彼岸桜の掛け合わせで作られた品種です。染井吉野の人気の要因としては、葉よりも先に花をたっぷりと付け『景色を淡い桃色一色に染め上げる』といったところでしょうか。染井吉野とは違い大島桜の良さは
幹は力強く、大きめ白い花と同時に若葉が出てきます。野生の桜は美しく風情があり、眺めている大島桜の後ろに、その向こう側にある景色が見えてくるような気さえして来ます。
朝から冷たい雨が降り始めました。先週の春の様な暖かさを経験してしまった体には気温以上に堪えます。週間天気予報によると愚図ついた天気が続くとの事。そのせいでしょうか、市場のに来ている友人の花屋も必要な物だけを買って帰って行きました。今日は仲卸さんでダリアの『黒鳥』を発見。夏から秋口に掛けて多く出回っていたダリアの大輪。めっきり見なくなったと思っていたのですが、最近ちらほらと店頭に並んでいます。お客様の注文も多種多様になった昨今、時期をずらして温室での栽培が農家さんにも求められているのでしょう。
画像の花は、静岡県三島市にある『市川バラ園』さんオリジナルで流通し始めた『イブ』シリーズの中の一つ『イブ・シルバ』。花びらが幾重にも重なり合い、どこか芍薬の様な開き方です。『イブ』系はとても香りが良く1輪でも部屋中を良い香りで一杯にしてくれます。水をたっぷりと入れて一気に咲かせてあげると
開ききった姿を観ることが出来ますよ。
市場に行くといい桃が並んでいました。一月前から出ていましたが今日は納得出来る品物です。今年初めての桃、白桃を仕入れました。特に白桃は花、つぼみもふっくらとして型崩れも無く、純白の花びらに金色の雄蕊がとても上品で綺麗です。お客様にも喜んで買って頂きました。仕入れをした者にとって楽しみを共有出来た時は最高に嬉しい時間を持つ事が出来ます。桃は風に当たるとつぼみが上手く開いてくれません。エアコンの風などには注意したい物です。
寒戻りで底冷えする寒さ。夕方を過ぎると霙(みぞれ)混じりの雨が降ってきました。テッセンや台湾常盤紫陽花、ボリジなど寒さに弱い植物を慌てて店内へ。まだ2月と解っていても、状態の良い春の花を見つけると仕入れてしまいます。画像の花はリューココリーネ。ユリ科の植物。球根類で4~6月に花を咲かせます。葉はニラの様に細く生えてきますが流通する事は無く花のみで出荷されて来ます。可憐な姿と
花の持ちの良さが人気を集め、品種改良も盛んに行われており様々な模様、色を楽しめるようになりました。
今日は朝から春の日差し。お昼にはすっかり温かくなりました。寒い寒い店内で久方ぶりに上着を脱ぎ捨て開店の準備です。真冬には敬遠しがちだった白い花に手を伸ばしました。画像の花。アルストロメリアのリグツです。高性で耐寒性が強い性質を持ち鉢でも楽しめますが、この時期は是非切花で。頻繁に出回っているアルストメリアよりも価格は少し高め。しかし花びらは多少小さめ、花びらは透明感のある質感で上品です。春の日差しに透かして楽しみたい花です。
トラディスカンティア フルミネンス。ムラサキツユムラサキの仲間で南米原産の植物です。白と淡いムラサキ色を持つこの植物は耐陰性もあり、お部屋で優しい色のグラデーションを楽しむ事が出来ます。用途も多様で、挿し木でも容易に増やすせますし、ハンギングや切花としてグラスに活けたりと楽しめます。ブーケに入れてあげても、アクセントになり素敵ですよ。
連休前の金曜日。皆足早にしかし楽しそうに店の前を行き交います。風は冷たくても春めいた柔らかな日差しを受け鉢物達もなんとなく元気に見えてきます。画像の花はセルリア。南アフリカ原産の常緑低木です。プロティアに近い植物ですが、加えて清楚な雰囲気がある素敵な容姿を持っています。切花としての花持ちも良く、頻繁に取引されます。近年鉢物も見かける様になりました。大きな株になると葉の美しさも一層引き立ちます。水はけの良い土に植え、花後にしっかりと刈り込んであげると丈夫な株に仕上がります。
今日は市場でタカワラビを見つけました。まだこの時期は観葉植物の流通する種類も少なめです。路面店の花屋も寒さの影響を考慮して買い控えてしまいます。そんななかで品質が良く、タカワラビ独特の黄金色に輝く毛がとても色良く出ています。根茎から高く伸びた葉のラインも綺麗です。店としては、お客様に気に入って頂きお嫁に出したい気持ちと、少しの間眺めていたい気持ちとで複雑です。植物はもちろん生きている訳ですから同じ形、雰囲気を持つ物と出会うことは市場に出回る膨大な量の中でもなかなか無いのです。だからこそ楽しいのかも知れません。
市場で今年初めてえんどう豆の花を見付けました。マメ科の花で良く見かける代表的な花はスイートピーですが、花屋には花の部分だけで並ぶ事が多く、葉や茎を目にする機会はあまりありません。その点、えんどう豆の花は花持ちこそスイートピーには劣るものの、葉は薄く黄緑色、カクカクと曲がった茎や、葉の先でクルクルと渦を巻いた蔓が楽しめます。透明の硝子のコップに1輪。目線の高さで飾ってあげるのが1番。少しだけ春が近づいた、そんな演出をしてくれる花です。
今日は上着が要らない位の暖かさから一転夜になると冷たい北風が吹いています。そんな中でも確実に春は近づいています。店頭に並べているミモザの苗木のつぼみも大きくなり、心なしか黄色く色づいてきました。2月の終わり頃には軽やかな黄色く丸い花を沢山付けてくれる事でしょう。ミモザは生長が早く地に下ろすとグングン伸びていきます。剪定を強く行うとショック死を起こす事がある為、花後の剪定は毎年忘れずに行いたいものです。

